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FPSプロゲーマーとチーター晒し上げ祭りについて思うこと

年末年始の馬騒動に引き続き、こんどはみるくさんというCoDプレイヤーにもチート疑惑がかかっているらしい。
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なんでFPSでチートしちゃいけないのか、ずっと考えてる。これ立場によっても違って、自分がプロだったら合理的な理由が言える。自分がメシの種にしてる技術が、プログラムで誰にでも簡単に実現されてしまったら商売あがったりだ。だからチーターは悪だと言うことにして、自らの優位性を確保したままにしなければならない。
いっぽう一般プレイヤーにとっては、別に強い相手がいたからと言って、それがチーターだろうがスーパープレイヤーだろうがどっちでもいい。でも勝てない相手がスーパープレイヤーだったら自分にセンスや努力が足りないことになるが、チーターだったら相手が不正を働いているのだから、勝てなくて当たり前だとは言える。
つまり一般プレイヤーにとっては、相手がチーターであってくれたほうがいいし、プロにとってはチーターは悪であったほうがいい。かくして両者の利害が一致し、チーター晒し上げ祭りが始まるのではないだろうか。
でもそこでぼくはプロに問いたい。その草の根活動が本当にチーター根絶に寄与していると思っているのか。そんなことで、自分の地位が守られると思っているのか。一般プレイヤーの民意に突き上げられて踊らされているだけではないのか。単なるストレス解消の弱いものいじめになっていたりしないか。
これは個人的な願望でしかないのだけれど、少なくともぼくは、プロゲーマーにそんなことしてもらいたくない。誰かが言っていたみたいに、「そんな小物のチーターなんて相手にしないよ」と、どっしりと構えていて欲しいのです。